行き当たりバッチリ

仕事疲れと休みの無さから来る罵詈雑言

動画撮らせて

Stillはフィルムカメラで行く、それはいい。

しかしMovieはどうだ?動画もフィルムでいくのか?

 

 

 違うでしょ、一眼ムービー全盛期の今日にハンディカムは不要。

ならば動画に強く、ファインダーがあり、ライカMマウントを付けられるデジタルカメラがいい。ボディ内手ぶれ補正があればさらにいい。

4K?おいおい、野球は3ストライクでアウトだ、3Kでだ、不要。

そこで候補に上がるのは自ずと絞られる。

センサーサイズの大きいミラーレス一眼。

 

 

 

などとブログを書いていたら降りる駅を3駅すっ飛ばしていた。

 

いや、ソニーかー……

スペックが凄いのは認めるけどもα99で痛い目に遭っている身としては手が伸ばしにくい。

何より高すぎ。

 

ーーーと、なればだ

 

 

 

 

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

 

 どう考えてもシルバーでしょ!

見た目最高、何よりも富士フイルムの画像を体験してみたい。メーカー純正Mマウントアダプターもあるし。操作系がアナログなのもいい。

レンズは多分買わない。もしくは最悪キットレンズ。

さてここで問題になるのはシルバーが高いこと、センサーサイズがAPS-Cなこと、ボディ内手ぶれ補正が無いこと。

APS-Cで動画を撮るなら広角ズームが必要になってしまうなぁ。

手ぶれ補正に関してはスチルなら要らないけど動画にはやっぱ必要だ。

悩んで禿げそう。

その前にカメラを買うお金が無い。

男の48回払い。

 

オークションおばけ

フィルムスキャナーが必要だ。

お金がない。

ならば余ったデジカメ用品を売り払ってフィルムスキャナーを買おう。

メモリーカードやレンズフィルターが売れないのが悔しい。

 

一気に15品ほど出品してしまったので来週あたり発送地獄に陥るだろう。

 

出品していて気が付いた事がある。

ほとんどの物は買ってから数回しか使っていないと言うこ事だ。

 

いつだってそう、何かがしたいと思ったらそれに向かって全力で物を揃えてしまう。

 

使って満足。

しかしそれは続かない。

 

それでいいのかどうかはさておき経験は積み重なる。

 

散財が俺の生きる道になってしまっている。

 

いかん、そう言う根源的なところを見つめ直すと中央線特急が何本きても足らないくらいの自殺願望が芽生える。

 

一度に全てを望むのをやめなければ。

 

レンズが欲しい。

フィルムおばけ

昨日は休みだったので近所の梅や都内の散歩をした。

以前購入したハッセルのプロクサーをやっと試すことができたよ。1mを買ったんだけどもう少し寄れてもいいかな。

昨日はブローニーのPRO160NSとベルビア100Fを一本ずつ、35mmのPRO400Hなんかを現像に出した。

ヨドバシより近所の写真屋の方がプリントの品質やサービス、スピードがいいんじゃないかな……

 

大きな物欲を抑えるために小さな物欲は効果的だ。

ハッセルでハレ切りしながらシャッターを押すと手ブレが激しい。そうだ、レンズシェードを買おう。

レンズシェードを買った。

メタルとプラがあってメタルにしたんだけどプラで良かったような気がする。

 

海外から買ったフィルムの在庫が冷蔵庫を圧迫している。

トータル60本くらいあるかな、一年じゃ使い切らないだろう。安いからと言って買いすぎた。

2月は休みが3日もある

明日は今月2回目の休み。

天気もよろしいよう。

ならばどうする?惰眠を貪るか?ソシャゲでガチャをブン回すか?朝から酒を浴びるか?

 

否である。

 

明日は早起きしてこの一ヶ月の鬱憤を晴らすべく写真を撮りまくるのだ。

フィルムを何本も交換するのだ。

 

どこへ、行こうか。

流れ着いて〜その1〜

学生時代から20代半ばまではゲームとギター、音楽にお金を使った。

18で就職してから30手前まではバイク。

後は自転車、そしてカメラ。

バイクはやめた。

ゲームのしすぎ、座りすぎで腰と膝を壊した。

ギターは売れない。

ほかの工業製品と違って一本として同じ個体が無いからだ。

それでも今はほとんど触っていないし宝の持ち腐れだ。

売ってしまったら後悔するだろうか。

エフェクターやアンプなら売ってしまいそうだ。

もうバンド活動は無いのかも知れないし。

 

カメラ。

28の時に初めてのデジタル一眼レフを買った。

NIKON D7100ズームキット。

しかし少し触って飽きてしまった。

何か満たされない感じだった。

当時の写真を今見返しても画質に関して言えば一番自分に合っている気がする。

D7100は数ヶ月で売ってしまった。

時代はフルサイズだと。

ここからが俺の沼の始まりである。

数年にわたってカメラとレンズを買ったり売ったりを繰り返す。

D7100を売ったお金でSONY α99と24-70を買った。

これは痺れた。

操作性やカメラとしての完成度はNIKONとはかなりの差があったし、バッテリーは三本持っていても足りないくらいだったがデジタルガジェットとしては申し分のない相棒であった。

カメラを持ってたくさん出掛けた。

何度も京都へ行った。

眼に映る全てを撮ろうと思った。

決定的瞬間を、自分にしか撮れない写真を。

135mmを買った。

85mmを買った。

俺は「完璧だ、いつでもなんでも撮れる」と確信した。

撮って、編集して、flickrに投稿した。

よく85mmだけを持って撮りに行った。

85mmならファインダーを覗かなくても画角が分かった。

動画も素晴らしく綺麗に撮れた。

一年ほど経った時、シャッターを切ると異音がしてそのまま動かなくなった。

修理に出し戻って来て数ヶ月後、今度は絞りが壊れまた修理に出した。

その数ヶ月後、仙台に出張していた時だった。イルミネーションを撮っていたらまたシャッターユニットが壊れた。

ウンザリだ。

その足でCANON EOS 7D markⅡを買った。

α99は修理に出し、戻ってきたところで売った。

CANONに鞍替えしたのがまずかった。

ボディと共に35mm、50mm、魚眼、70-200を買った。その次にマクロプラナー100mm、チルトシフトレンズも買った。

レンズが、無限にあった。

写真は下品になるばかり。

しかし自分は「なんでも撮れる!いつでも撮れる!何処でも撮れる!雨でも撮れる!」と毎回巨大なリュックに全てのレンズを詰めて、大きな三脚を持って出掛けた。

楽しかった。

いい写真は撮れなかった。

何を撮っても個性のないCANONで撮った写真だった。

レンズが全て揃ったと思った時、虚しくなった。

ボディを残してレンズを全て売った。

そして35mm、10-18mm、60mmマクロを買った。

「レンズを集めるのはやめよう。」

もう、何も足さないつもりだった。

しかしその二ヶ月後には180mmマクロ、100-400mmを手に入れていた。

もう手の施しようのないアホである。

安いからと85mmを買った。

一生モノだからと11-24mmまで揃えていた。

また、同じことを繰り返した。

「経験したい」という願望を叶えるため。

ここまで来てもまだレンズが必要だと思えた。

色んなジャンルの写真に挑戦した。

どれもこれも板に付かなかった。

何もかも半端。

写真は下品。

それでも自分は間違っていないと思っていた。

いや、そう思い込まなければ投資した金が無駄になるとうっすら感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィルムスキャナと自家現像

一般的なお店で現像に出すと一回600円から700円かかる。L版同時プリントもするとプラス1,000円だ。

ランニングコストには目を瞑る訳にもいかず辿り着くのは自家現像とフィルムスキャン。

モノクロに限るってしまうが自家現像の敷居は思ったほど高くなく、ダークバックさえ用意すれば暗室は要らない。

調べるまで知らなかったが印画紙にプリントしない限り暗室は必要じゃないんだな。

自家現像一式揃えるのに2万円程度、一度揃えれば適宜薬品を買い足せばほぼ無限に現像できる。

初期投資の2万円をお店現像代で割ると大体30回ほど現像できる計算だ。

しかも楽しい。

自宅にあるショボいプリンターで印刷すると一枚あたり数十円のコストだが……とここまで書いたところでこんな事はどうだっていいんだと思う。

俺はフィルムカメラで自分でピントを合わせマニュアル露出で撮影することが好きだ。

しかもそこから自分で現像し、自分で紙に焼く、またはスキャンしてプリントする。

なんて楽しそうなんだ。

物が欲しい、と言うよりは何もかもを自分で体験してみたい。

experience.

体験したい。

あのレンズを体験してみたい。